Sri Lanka紀行2017 ~世界遺産シギリヤ~

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3日目、ダンブッラ石窟寺院を出てランチでゆっくり足の疲れを癒し、車で30分ほどで憧れの世界遺産 Sigiriyaシギリヤに着きました。午後3時過ぎ、暑さも少し和らぎました。さぁ、標高370mへの階段、登り切れるか p(´⌒`。q) もちろんスニーカーと帽子・お水は必須です。

シギリヤは、5世紀後半に建てられた宮殿と要塞跡です。日本でいえば聖徳太子のいた飛鳥時代よりももっと前、古墳時代に相当します。平民の母を持つカッサパ1世は父王を殺し、王族の母を持つ弟をインドへ追放します。岩山のてっぺんに宮殿を構え、11年間このシギリヤで復讐におびえ、結局弟に攻められ終焉を迎えます。私たちのガイドさんが「1人の女性をめぐって兄弟で争ったんだよ。日本でも家族で殺し合ったりしたのかい?」と聞くので「昔の日本でも良くあったわ。」と答えました。

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入場チケットは外国人向けがお高く設定され、厚紙でできており、現地の人のものはもっと安いチケットで薄い紙製でした。アジアではこのように外国人に差がつけられていることが多いようですね。シギリヤとシギリヤレディ見学チケットとミュージアムとで3つセットです。ミュージアムは時間が無いのでパスし、頂上めざし歩き始めます。現地の友人たちはふもとの駐車場で待っていました。

緑の木々や野生のお猿さんを片目に、岩の階段を登り始めます。岩山を目の前に右回りで登って行く順路だったようですが、途中間違えて左回りに登ってしまいました。Mirror Wallと呼ばれる、ピカピカに磨かれた壁の道を逆行して歩きました。

その先の金属製の格子付らせん階段を、混雑のため1段1段上ると岩山の中腹にある、シギリヤレディと呼ばれる、色彩豊かなフレスコ画がそのまま残されているところを見学できます。(残念ながら撮影禁止)1500年以上前の絵ですが、ガラスで覆われている訳でもなく、警備員さんが1人立っているのみ。年々、痛みが激しいそうです。大丈夫かなぁ。見終わるとまた別のらせん階段で下へ戻ります。

途中、スリランカ名物の野良ワンちゃんが結構な観光客の人通りもものともせず、グーグー寝ています。後でわかったのですが、現地の支援活動で野良犬の注射や去勢を行い、左耳角にV字の切れ目があれば対処済みだということ。狂犬病などにおおげさに恐れる必要はないと私は感じました。現に一度もおそってくるワンちゃんはいませんでしたし。スリランカの人が野良にもやさしい証拠でしょう。

途中ペットボトルを購入できるところがないので、自力で持っていきます。これが私にとって重いのと強風も少しコワイ。階段をせっせと登り、ライオンの足の門(写真右下・昔はライオン全身あったようです)前の広場で休憩、ここから続く鉄製の階段が勝負。でもここまでで私は息が上がり、顔が真っ赤です。病気後なのか歳のせいか、体力の衰えを痛感。足のつりはなんとか抑えられています。でも頑張りました。途中、降りてくる人に「Madam, are you OK?」と心配されることしきり^_^; 見るからに汗びしょびしょで真っ赤な顔で登っているのでした。たまに「この鉄製の階段が落っこちたらどうしよう?」との不安も抱えながら結構な高さまで登って行きます。観光客が多いので、上に行くにつれ、どうぞお先にと譲るスペースも無くなり、必死に流れに合わせて登ります。

ようやくたどり着いた頂上。45分ほどで登りました。風が強いですが、気持ち良い!マチュピチュほど高くはありませんが360度見渡せます。ここに宮殿があったというのですから驚き。野生のお猿さんもいっぱいいました。途中、もう登れない~、駄目かも 😳 と弱気になったりしましたが、大変な思いで登ってきて本当に良かったです。素晴らしいところです。

帰りの階段はやはり行きより楽チン。ふもとで待つ友人のもとへ。この日は足の疲労もピーク、そのままNegomboのゲストハウスへ4・5時間かけて戻りました。次の日は楽しみにしていたシーサイドホテルでのんびりです。夕日が見られるといいなぁ。

ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>

 

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