さて前回のマンモグラフィやエコー、血液検査の結果を聞きに病院へ。
前回主治医(くまちゃん先生)に
「結果を聞くのに、どなたかご家族はご一緒しますか?」の問いに
きっぱり「ひとりで来ます!」
この間1週間も経っていなかったのですが、淡い期待で胸を膨らませ
(イヤイヤ別のものが大きくなっていたのでしょう・・後日談/(>_)
しこりが良性ですって言われないかしらなんて、ずっと思っていました。
そんな淡い期待もくまちゃん先生のやわらかな笑顔の前にむなしく打ち消され、
何としこりの大きさが5cmちかいこと。
(なぜお風呂で気づかなかったの?私って鈍感だったのか・・)
がんかどうかの確定診断の為、造影剤を使ったCT・MRIの検査が必要なこと。
マンモトーム生検といって細胞を取って検査する必要があることを告げられました。
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このときの私はショックもなく、ありのままを受け入れていました。
でも診察室を出て、ドアのすぐ近くの椅子で検査日の予約を看護師さんと取っているときに、
ツーと涙が溢れてきました。
まだこの時点で、病理で乳がんと確定したわけではありません。でも自分の中ではわかっていたのです。
涙は、自分の身を嘆いたつもりはありません。
一人息子がこの先一人になってしまうのかも・・・と思うと泣けてきたのです。
息子といっても、このときもう高3でした。
彼が赤ちゃんのときに離婚。親子喧嘩を散々しながら、ここまで育ててきました。
彼の父親は養育費を殆ど支払わずに自己中心的な人。
高2で進路を決めるときに、私立高校の費用でアップアップだった私は、
大学の費用は私一人では難しいと話し、
父親に相談してみなさいと当時息子に話しました。
そのときにわかったのです。息子の父親は胃がんにかかっており、
手術を控えていること。金銭面の援助はできないこと。
息子は、小さい頃から父親との接触は殆どありませんでしたが、大泣き? 😐 していました。
どんな父親でも親は親なのですね。すぐに会いに行かせました。息子の手作りカレーを持たせて・・
話がだいぶそれましたね、すみません。
そんな経緯もあって、私の病が本物かもしれない確信に近づくにつれ、
うちのおとぼけ息子の心配をしたのでした。
ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>
この本は、日本乳癌学会編集・金原出版発行の乳がん患者の標準治療を知ることができる本です。
「怖いから何も知りたくない!」という姿勢で治療を受ける方もおられますが、
私は自分の状態を良く知って、医師とよく相談しながら自分の治療方針を決めていきました。
がんは現在、個別化治療で行われています。その人に合った治療方針で進めていけるのです。
知識は宝ですものね。その分たくさん迷いますけれど・・・