その日は突然やってきました。
元々毛量が少ないほうでしたが、セミロングだった私。
抗がん剤の魔の手は待ってくれませんでした。
平日の朝、仕事に行く前にいつもシャワーを浴びて出かけるのですが、髪を洗っているとバサバサと髪の束が抜け落ちました。
事前に知っていたこととはいえ、相当ショックです。
またいっぺんにスキンヘッドになるわけではなく、まだ残っている分が本当に落ち武者のようで鏡を見ながら泣きたくなりました。 😥
せめて休みをはさんでからの脱毛であれば、ウィッグをかぶっても違和感なく出勤できたのでしょうがそれも叶わず。
こんなことなら、早めにウィッグを被っておけば良かった。
高額なウィッグならば、自分の髪型とほぼ同じように再現するものもあるようですが・・・
そんな予算も無いし(+o+)
ウィッグを被るため、落ち武者ヘアーにドライヤーをかけますがここでも抜けがスゴイ。
洗面所にさらに抜けた髪の毛が舞い上がり、全て終わった後はひどかったです。
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仕事を休むわけにもいかず、もう根性でウィッグを被ってお仕事へ。
乳がん治療中のことを知っている人からは、
「おっ!若返ったね!髪型でこんなにも変わるんだ!」
って、\(*`∧´)/心が折れているので、もうどうでもいいです。励ましてくれているのかどうかもわからない精神状態でしたから。
事情を知らない同僚が殆どでしたが、気遣いのおかげか何も聞かれませんでした。
暑さが増す日々、ウィッグデビューを果たしたのでした。
皆さんは私の失敗談を踏まえ、事前に準備万端で臨んでくださいね。
落ち武者スタイルのまま、残る髪の毛を愛しむように
私は丸刈りにあえてしませんでした。
でもシャンプー・ヘアドライ時はヒドイ状態で髪の毛地獄のようです。
また、残った髪は活力を無くしているので、くしも通りません。
その内、セーターの毛玉のようにくるくる丸まって固まってきてしまいました。
その度に自分でカットし、全て抜け落ちるまで私の場合2週間位でしたでしょうか。
それから近所に住む母親に初めてウィッグ姿を見せた時、バレやしないかとハラハラしましたが大丈夫でした。(乳がんのことを伏せているので)
ウィッグに帽子をプラスしてさりげない感じにして外出先でデビュー。
でも帽子は室内でも脱ぐ勇気がなく、そのままでしたが(^_^;)
髪は女の命と言われますが、本当に悲しいです。
医療の進歩は目覚ましいので、早く脱毛のない抗がん剤もしくは副作用対策が出てくれることを祈ります。
ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>