乳がん切除手術 その4 ~温存で胸はどうなった?~

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大きな集中治療室で迎えた朝。
昨日人生初の全身麻酔での手術を終え、振り返ってみると結構あっという間でした。
麻酔で眠って目が覚めたら終わっていて、自分の感覚ではものの数秒にすら思えました。
これならCVポート留置手術の部分麻酔の方がうんうん唸っていましたから大変だったです。

昨日摘出したテニスボール大のやつは、もし家族が控室で待っていると希望で実物を見られるそうです。私が家族側だったら断りますけれど^_^;
良かったひとりで!そんなグロいもの見てもらわなくっていいっ!

朝まで点滴と酸素マスク、尿の管、下肢は自動マッサージの空気ポンプ一式であまり眠れずに過ごしましたが、9時過ぎやっと尿の管と点滴を残し、他は外してもらえたので少しさっぱりしました。でも身体は全体的にギクシャクした感じで筋肉痛のような痛みがありました。

なすび先生の問診のあと、車いすにのって病室へ戻ります。
腋窩リンパ廓清でないので、脇の下からドレーンとパックがぶら下がっていない分楽です。これならば退院も早いと思います。

乳がん発覚直後リンパに少し影があるとのことだったので、術前抗がん剤でがんが消滅したのかも知れません。あとで知ったのですが、他の病院では抗がん剤を始める前に先にセンチネルリンパ生検を単独で行って、がんの転移の有無を調べるところがあるそうです。はっきりさせるためにはその方法がいいですよね。

さて、ひと段落して恐る恐る右胸を覗いてみました。

・・・・・・

「おっ!結構、胸残っている!やったー!(。>0<。)」

テニスボール大摘出ですから、どんだけ凹んでいるのだろうと心配だったのですが・・
傷跡はまだ見ていないけれど、お胸のふくらみはあります。
たぶんもともと左右差があり、右が大きかったため(今思えば、がんで大きくなっていたのかしら)難を逃れたのかも・・・早く傷跡も見たい。それと私の乳がんは右胸の上側にあったので、真ん中のポチの切除は免れました。なすび先生ありがとうございます。

看護師さんが身体の清拭と同時に尿の管も取ってくれました。これが嫌だったから嬉しい。でも取られるとき少し恥ずかしいっ!入れられるときは全身麻酔で意識がなかったからいいけれども。まぁ看護師さんは慣れたものなので気にすることは無いか・・と割り切る。うん。

前日の朝から丸1日以上なにも食べていなかったので、この日のお昼ごはんはおいしく感じました。といってもまだ味覚障害が残っているから、味はそれなりですが^_^;

点滴も終了し、やっと身体が自由になりました。ドレーンパックを持って移動している他の患者さんには申し訳ないけれど、スタスタ歩けて嬉しい。また胸の傷に保護フィルムを貼っていただけたので、シャワーも入れました。すっきり!

夕方、なすび先生の往診のときに傷の様子を見るのに私も一緒に見ました。
4・5cmくらいでしょうか、胸の上にくっきりややカーブのある傷でした。
脇の下にはセンチネルリンパ生検のあとの傷がこちらも3cmかな。

そういえば手術前に、胸の真ん中のポチ周りに沿って小さく切開してがんを切除する方法があると知り、なすび先生に私はできないか?と聞きましたが、あっさり断られました。

下記がその内容で、聖マリアンナ医科大学の津川浩一郎先生の記事です。モノクロ写真付きでのっています。

乳輪の縁を切る「傍(ぼう)乳輪切開」を行っています。その際、左右ではなく乳輪の上か下を横に切ると、皮膚割線(かっせん)(真皮の線維が走っている方向)に沿うため、傷が目立ちにくくなります。

私が購入した
名医が語る最新・最良の治療乳がん : あなたに合ったベストな治療法が必ず見つかる!!

 

の66ページです。こんな風な傷だったらもっと良かったけれど、まぁ我慢。サイズがだめだったのよね。
(以前別の電子書籍店から購入しましたが、今は終了だったので楽天Koboです)

と昨日手術したばかりだけれど、傷は少し痛むけれど比較的大丈夫です。
なすび先生、「明日でも退院していいですよ。」とお許しが出ました。

「えっもういいの?」と思いましたが、病院は退屈なので、明日早々退院です。

ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>

 

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