FEC治療中から出ていた手足の痺れですが、1年半経過してもまだなおしつこく残っています。長時間正座の後の痺れがずっと続いている感じです。乳がん術後2か月で現れた手のこわばり・関節の痛みも、多少軽減されたもののまだあります。
以前から気になっていた、左足首からつま先の甲部分の皮膚感覚の異常も強くなってきました。手で触ってみると、まるで自分の皮膚ではない感覚、火傷の後の皮膚というか感覚の伝わりが鈍い、1枚ヴェールがかかった感じとでもいいましょうか。でも皮膚そのものに発赤など異常は見られません。
これらの症状は生死にかかわることではないですが、毎日のことなので不快な思いをしてしまいます。朝の寝起きも手のこわばり解消のため、グーパーさせてしばらくしてから起きます。固くしまったペットボトルや瓶を開けるのも必死になります。
なぜがん治療で痺れが起きるのか、未だ全原因は解明されていませんが以下の2つがあるそうです。
軸索(じくさく)障害
抗がん剤の中にはがん細胞の「微小管」を攻撃して、がん細胞の増殖を抑制する作用のある薬があります。~末梢神経細胞の軸索にもこの「微小管」が存在していますので、抗がん剤の攻撃を受けてしまい、軸索障害が生じます。神経細胞体障害
神経細胞体が直接抗がん剤の影響を受けることにより障害が生じます。神経体が障害されると軸索や髄鞘が二次的にダメージを受けます。特に末梢神経系の中でも、「後根神経節」と呼ばれる所が障害を受けやすいとされています。「後根神経節」は感覚神経細胞の集まりなので、神経細胞体障害では、主に感覚障害を生じます。
【抗がん剤治療と末梢神経障害】より抜粋させていただきました。
静岡県立静岡がんセンターさんのサイトです。
他にも原因となる抗がん剤、対処法やケアについて詳しく載っていますので参考になさってください。
末梢神経の損傷が今後治るのかどうか、治療方法も確立されていない現状ですのでうまくつきあっていくしかなさそうです。人によって全く痺れの無い患者さんもいるわけで、人体の不思議というか細胞レベルでいろいろ違いが大きいのですね。
私の痺れ対策の現状は
- 手足を冷やさないように保温に努め、軽く手足の運動をちょこちょこ行う
- 八味丸、メチコバール(ビタミンB12)の服用
抗がん剤治療中は八味丸に変えて牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を服用していました。牛車腎気丸は、八味丸に牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えたものです。漢方薬とビタミン剤頼みですが少しでも症状が和らいでくれることを望みます。効用の実感は、はっきりとはわかりませんが何もしないよりはいいと思います。何か画期的な治療法もしくは予防法が出るといいですね。
話しは変わりますが、昨日書いたネットショップ詐欺の被害回復分配金決定通知書が今日届きました。凍結口座残金が少なく、返金は1000円ほどと少なかったものの、当該詐欺サイトは無くなっているし、これで少しは追加被害が減ったかも知れません。便利なインターネットですが、悪い人もいるので気をつけましょうね。
ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>