2週間前に乳がん術後1年検診を受け、エコー検査で「ん?何かある?」と心配になっていました私ですが、結果を聞きにいざ病院へ行ってきました。
朝からテレビでは坂東三津五郎さんの訃報が流れています。すい臓がんの肺転移ということで、また歌舞伎界のものすごい人がいなくなってしまったのですね。同じがん患者として悲しい気持ちになりました。
そんな中病院へ向かい、私の気持ちはもう7割再発の告知を受ける覚悟で、「首を洗って待つ」心境でした。仕事どうしようかな?治療費どうしよう?今の髪型短いからこんなウィッグ無いだろうな、弟には打ち明けないでおこうかなどと考えたりしていました。
病院の待ち時間で「がん再発と言われたら」みたいな本も1冊読み終えたころ、なすび先生に呼ばれました。
「調子はどうですか?」いつもの温和な声で聞かれます。
「痺れが残っていて体重増加が困っています」と近況をいろいろ話していると、私の方が「あれ?切り出さないのかな?」などと心配になり「先生結果どうでしたか?」と聞いてみました。
すると「大丈夫でしたよ」
きょとんとする私。「右胸のわきをエコーでものすごく調べられたのですが、大丈夫でしたか?」
なすび先生、モニターにエコーとマンモの画像を出してくれます。私も見るとしこりは見えませんでした。
ほぼ自分の中では再発確定だったため、この時点でほっとしたというか実感がないというか変な気持ちです。憎まれっ子世にはばかるのごとく、私はまだ大丈夫だったようです。以前私が書いた記事でご心配くださった方、本当にごめんなさい。<(_ _)>
私のエコー検査が研修生さんの練習の場として、教官役の人もお手本として入念に調べていただけのことだったようです。エコー検査後のモニターに映っていた黒いかたまりは別の画像だったということですね。本当に早とちりの大馬鹿ものです。 😳
病院からの帰り道、やっと実感がわいてきました。
「じゃあちょっとビール飲んじゃおう!」なんて普段あまり食べない揚げ物などでプチ乾杯。久しぶりに食べるホットドッグもおいしかったです。通院で疲れていたのでお惣菜ですけれども・・・
今のところ、まだあちらの世界から呼ばれていないということで、もう少しやりたいことができそうです。なぁにあんたみたいな人は長生きするわよなんて声もかかりそうなところですが、案外いけるかもなんて思い始めています。油断は禁物ですが、今は少しだけ遠慮がちに幸せな気分にひたっています。
ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>