今日はニッチな話題で、尾瀬へ福島県側から入山する方向け情報です。【2015年6月初旬現況報告】
何を隠そう、尾瀬出発前に御池から沼山峠の入り口までのシャトルバスが地すべりの危険箇所があって全面通行止めとなっていて、老齢の同伴者がいる私たちは旅行をキャンセルしようかずいぶん迷いました。
沼山峠入口から尾瀬への入山は、標高差が100mほどと一番少なく、通常およそ1時間の山歩きで着きます。
始めはシャトルバスの全面通行止め、そのうち途中の尾瀬長池まではバスが走り、残り沼山峠入口までの4km弱は歩きとのこと。舗装された道路とはいえ、登り道なので不安でした。【2015/6/20よりマイクロバス全面通行になりました】
それでも出発数日前にバス区間が増え、長池まで6kmほどバスで、危ないところのみ1.5km歩き、その先でバスが待機しており2.5kmほどで沼山峠まで行けました。
実際、途中の歩く区間の標高差は100m位、ちょうど華厳の滝(ここも行きました)のエレベータが100m滝壺側に降りますが、こう考えると結構な高低差があります。
写真にある危険箇所が1.5km続いているわけではなく、会津バスの大型バスが迂回できるスペースのあるところまでなので、崩れている箇所はそんなにありません。
近くで見ましたが、復旧にはもう少し時間がかかりそうです。一番大きな亀裂は、道を横断する段差です。その山側が崩れそうなのではなく、道路面が下の崖側に滑り落ちる危険があるという具合です。人間が歩く程度ならば問題なく、ヒヤヒヤすることもなく歩きました。
長池の臨時バス停留所にのみ仮設トイレとテント、パイプ椅子が設置されていました。道路が早々に、安全に復旧する日が待ち遠しいですね。
尾瀬沼近くの山小屋へ1泊予定だったため、健脚な人向けの大清水からの入山を避け、結局沼山峠側から入りましたが、通行止め区間の標高差約100mと通常の沼山峠越えの約100mと合わせ、200mほど、高齢の母には辛かったようです。ゆっくり行きましたので、御池から合わせると3時間以上かかりました。予想以上に日陰の木道にまだ残雪が覆い被さっていたことと、登山靴を用意せず、ウォーキングシューズで行ってしまったためです。
母は雪で2回滑って転んでしまいました。一応ステッキも使っていましたが、やはり山は侮るべからず、結構寒く、薄手のダウンコートを小さくたたんで持って行って正解でした。まわりはゴアテックスの保温性のあるジャケットで完全装備の方が多かったですが (^^ゞだってお高いんですもの。手が出ませんでした。山ガールならぬ山おばさんでもないので普段山に登っていないので装備も揃えておりませんでした。反省 😳
楽しみにしていた尾瀬の夜景、満天の星空は拝めませんでしたが、小鳥たちのさえずりを聴きながら清々しい山の空気を満喫しました。後日詳しくまた書きますね。
この道路情報がこれから尾瀬へ向かう方の一助となれば幸いです。
ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>