医療費控除【マイナンバー追加】～PCで簡単に～

医療費控除2017年改訂版

確定申告の医療費控除の手続きの時期になりました。以前にも手引きを書きましたが、平成28年分から変更になったことはマイナンバーの記入と写しが必要になったことです。この病気になってから医療費控除は毎年です。会社での年末調整ではなくいつも自分で行い、全てパソコンで作成、近くの税務署にある提出用ポストに投函のみ。一度税務署に出向いたときは長蛇の列でヘトヘトになりましたが、投函用ポストは提出時期になれば24時間提出可能なので楽チンです。（郵送も可能）

医療費控除ができるのは、1/1～12/31までの医療費において

かかった医療費 － 保険などの補填金（★参照） － 10万円（所得金額が200万円までの人は、その5％の金額を差引）  ＝控除額

10万円超した分は全て戻ってくるわけではありません。税金の控除として算入されるのみです。また10万円超えていなくても所得控除後の金額に5％をかけた金額が10万より低い場合、その金額が基準となります。所得税の還付のみではなく住民税も低減されますので、諦めないで計算してみましょう。

良く薬局などに置いてある医療費控除用の封筒に前年分領収書を貯めておきました。医療費控除に該当するかどうかは考えずに袋に納めていたので早速分類開始です。

まず部屋に領収書を月毎に並べ替え、ひとつひとつチェック。控除対象外のものを省いていきます。

• 保険申請のための診断書作成料
• 車で通院した際の燃料代や駐車料金
• 乳がん以外で受けた一般検診の大腸がん・子宮体がん・子宮頸がんの定期検査代（検査で異常が発見されなかったもの）
• 予防接種代ほか

領収書の整理が済んだら、パソコン作業です。国税庁のサイトを開きます。

トップページのみのリンク許可なのでこちらから順を追って作成してください。

☆１ のピンクのボタン『確定申告書等作成コーナーへ』をクリック。

まず医療費集計フォームをダウンロード。画面左側、☆２ です。
Excelになっていますので医療費のレシートとにらめっこしながら打ち込んでいきます。

クリックで拡大

こんな感じになっていて、領収書1枚ごとに日付・金額・治療内容・名称・住所など打ち込んでいきます。上部赤丸に自動計算で集計されていきます。出来上がったら保存し、後にWeb上での確定申告書作成途中に読み込みます。

★このときに注意してもらいたいのが、保険金の補填や高額療養費の戻し金があった場合、そのかかった医療費と同じ行に金額を記入します。もし補填される金額が医療費を上回ったとしても、支払った医療費の分のみ記入します。多く書かなくて良いのです。

出来上がったら、確定申告書作成スタート！先ほど医療費集計フォームをダウンロードした同じページの右側、☆３ 『申告書～作成開始』をクリック。

e-Tax はノートPCのリーダー対応が不確かなので私はパス、☆４ 『書面提出』をクリック。

パソコンの利用環境の確認をします。全て問題なければ☆５ をクリック。

医療費控除は、☆６ 『所得税の確定申告書作成コーナー』をクリック。

あとは個人で違うと思うので、よく読んで進めていってください。今年から記入になったマイナンバー記入。

なんだか豚舎のブタさんになった気分ですが、最近は慣れてきました。

全て記入し終わったら、一応作成データの保存をしておきます。【h28syotoku.data】という名前でできています。後で修正になった時に便利です。PDFでもダウンロードできるので保存、全て印刷し、必要な添付書類を確認します。

マイナンバーは記入だけではなく、添付書類としてコピーも必要です。私はまだ通知カード（ひょろひょろの紙）のみ所持なので、通知カードと免許証の両方のコピーを提出します。医療費の領収書も一式大きめの封筒に入れて提出。合計金額は書かなくとも大丈夫です。本当はこの台紙に貼ってもいいのですが、貼れる量ではありません。 😳 

これで出来上がり (￣ー+￣)ｷﾗｰﾝ

あとは税務署の確定申告書を受付けるポストへ投函か郵送です。所得税の還付は1ヵ月半程度で銀行振込で戻ってきます。今回医療費が多かったので2万円ほど戻る予定。春先は出費が多いので助かります。皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

長くなりました。ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>