ハーセプチン11クール目のこの日。ノルバデックスを休薬しても、まだ原因不明の湿疹と手のこわばり、関節の痛みに悩まされています。幸いホットフラッシュは出ていません。
いつものように長い待ち時間のあと、さっと済む診察とハーセプチンの点滴。私の通っている病院は乳がん手術後の患者に無用な検査をしない方針のようで、がんの腫瘍マーカーの血液検査や胸の触診、エコー諸々の検査は一切ありません。術後半年検診もありません。ただ話を聞くのみです。
再発に関しては、早く見つけようが少し遅くなろうが治療結果はあまり変わらないということも知っていますが、なんだか少し心配になります。こころが弱っている証拠なのかな・・・
前回病院のソーシャルワーカーさんに相談した際、医療費補助の件を教えてっもらったので、地域の役所に出かけて説明を受けてきました。ただし、医療費のみの大幅な補助というようなものは無いとのことで、結局生活保護のことを説明されました。ずっと母子家庭だった上、子どもが私立高校で家計が大変だったこと、貯金もほぼ無く収入の多くが治療費に消えていくことを相談してみました。
すると奨学金も援助もなく、高校を出せたことに驚かれ「そんなに無理せず、ダメなときは生活保護に頼ってもいいのですよ。」とお声掛けいただきました。でも、今までだってどんなに苦しくても保護を受けずに頑張ってきたのに、ここで受けるのも嫌です。車を手放したり、私の母親に連絡がいくことも絶対に避けたいのです。乳がんのことを一生懸命内緒にしているのにバレてしまいます。持病のある母には、こころ穏やかに身体をいたわって暮らして欲しいのです。
そんなわけでこの説明を受けた段階で、金銭的な面は自分でなんとかするしかなく、できるところまで頑張ってみて、なおかつ身体も休めようと少しずつ気持ちが固まってきました。
こんなとき、がん保険に入っていれば安心して休めただろうと思います。あとの祭りなのですが、息子にはこんな思いをさせないように早いうちにがん保険に加入させるべく、必死に資料とにらめっこしている母です。
乳がんは男の子には遺伝しないはずですが、父親がすでに胃がんで若くして亡くなっているのでそちらが心配です。
私の反対もよそにバイト先に就職して家を出て行っている息子ですが、なにぶん未成年なのでそういったことは手助けをして、ついでにいろいろお説教メールを送っています。(^_^;)
がん保険選びの経緯はまた時間があるときに書いてみたいと思います。
ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>