女城主の里・岩村 ~リセット秋旅行その5~

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岩村の街並み

放浪の旅5日目、名古屋の親戚宅へ向かうため、松本ICから高速で向かう途中、岐阜県恵那市へ。

たまに小雨の降る天気でしたが、お目当ての岩村城跡、岩村の町並みと中山道広重美術館を巡りました。

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岩村城跡は標高717m、1185年築城のもので日本3大山城のひとつです。別名、霧ケ城とも呼ばれ、霧が発生しやすく、要塞としても堅牢な造りで、当時をしのばせる石垣が見事な城跡です。

本丸跡に登るときには雨もなく、霧が立ち込めていて幻想的な雰囲気。他に誰もおらず(連れは車で待機)シーンと静まり返った中、女城主の悲哀に名高い、このお城の歴史に想いを馳せます。

戦国時代、織田信長の叔母にあたるおつやの方がこの城主に嫁いできますが、程なくして城主が死亡。おつやの方が代わって女城主として采配をふるっていました。しかし、武田方の秋山信友という勇猛な武将によってこの城が攻め立てられ、良く抗戦しましたが、『信友の妻となる』ことを条件に城を明け渡します。

織田の血を引く女城主の、城や街の人を守るための決断、信長の敵となってしまったおつやの方ですが、武田が長篠の戦いで勢いを削がれると織田勢に攻められます。5か月間もの攻城戦に耐え、おつやの方と信友の命の保証を約束されて開城。でもそれは守られること無く、磔によって殺されてしまいます。

秋山信友の妻となって2年と少し。私の想像では、本当に嫌ならば逃げ出す機会もあったはずと思うので、信友に対して情があったと思うのです。そんな物語があるので、お城そのものは明治の廃城令で失われていても、ここに来たのです。

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鶏肉店というのが昔っぽい

お城の下にある岩村の街並みも素敵でした。現在も実際に住んでいらっしゃるところが多いのですが、旧家の内部やお庭、土蔵など奥の方まで無料で公開してくださっているところが何件かあります。外を歩いている人が見えるように軒先にひっそりときれいなお花が活けてあったり、ほっこりします。

良く宿場町跡にも行きますが、こういった心配りはあまり見たことがなかったです。もっとゆっくり散策したかったのですが、車で待つ母を気にして早めに戻りました。次回はゆっくり回るぞ!(^^)!

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重ね摺り体験

それと恵那駅近くの中山道広重美術館も行きました。歌川広重ほか、中山道を描いた浮世絵が展示されていて、ゆっくり見ることができました。

東京の博物館巡りでは、複製ばかりの展示で少しがっかりしていたのですが、こちらでは広重の実物作品! 😯 展示数も多く、当時の色彩などじっくり堪能できました。

また、2階で浮世絵の重ね摺りを追加料金も無く、係の人が付いてくれて実際に体験できました。1色ずつ重ねていき、出来上がった作品を持ち帰ることができます。折れ曲がらないようにクリアファイル(100円ほど)を買って持ち帰りました。広重の作品は、見ていると行ったことのないところなのに、風景や人物の表情から当時を推測できて楽しいので大好きです。

夕方から、久しぶりの叔父家族に会いました。母にとっては久しぶりの実の兄弟との対面。少しは機嫌が直るかしらと期待しつつ、名古屋名物、手羽先を初めて食べて舌鼓(^o^)、味噌カツもほおばる、体重が本当に心配な私でした。

ここまで読んでくださった あなたに感謝。<(_ _)>

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